Jupiterは日本にもJupiter Images Japan(以下JIJ)という現地法人がある。Jupiterとアエリア(http://www.aeria.jp/)というゲーム会社が作った合弁企業だ。JIJはPhotostock.jpというサブスクリプションサービスとphotos.jpというマイクロペイメントサービスを有し、主にローエンドユーザをターゲットにしているようだ。既に勝負が決まってしまっているハイエンドマーケットでは勝負をせずに、ストックフォト業界が手を出していないローエンドで勝負しようというのがJupiterの戦略なのか?
私は、この先数年はマイクロペイメントだけではまともなビジネスは成り立たないと思う。私の推定では現時点の日本国内のマイクロペイメント市場規模は1億円にも満たないと思われる。
欧米でマイクロペイメントが成り立つのは、12億人のネットレディな英語圏マーケットがあるからだ。又、英語ならば英語圏以外の先進国や発展途上国の一部もマーケットになるので実際にはマーケット規模は15億人以上になるだろう。非常に単純化すると、欧米で100円で成り立つものは日本では1500円位の値付けにしなければ成り立たないのではないだろうか?
JIJの今後に目が話せない。