2006年03月15日

USENがLivedoorと提携

宇野社長がやってくれました。ご存知USENの宇野社長が瀕死のLivedoorに提携を持ちかけている。僕の予想では、GMOかサイバーエージェント辺りがLivedoorの1日700万アクセスといわれるLivedoorのポータルを買収しに行くだろうと予想していたのだが...。宇野社長といえば、リクルートからインテリジェンスを起こし、その後、親が経営していた有線を立て直した有能な経営者だ。USENの荒っぽく、品の無い営業手法はあまり評判の良いものではない。しかし、旧態然としていた経営不振の有線をブロードバンドをベースにしたIT系っぽい黒字の出る会社にしてしまった経営手腕はやはりお見事である。

今回のUSENの目的はLivedoorのコンシュマートラフィックをGyaoなどのコンテンツサイトに取り込むことだ。現在、USENのコンテンツは一般ユーザ向けだけだが、プロユーザ向けのコンテンツ提供を始めないとは限らない。もし、USENが始めなくてもGMOやソフトバンクがストックフォト業界に参入する可能性はあるのではないだろうか。

もしそうなったら、ストックフォト業界はどうなるのだろうか?
posted by Andy Kawano at 22:39| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(3) | ストックフォト業界ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Corbisはマイクロペイメントをどうするのか?

Stock Photo Talk のAndy Goetzeさんは、Corbisのマイクロペイメントに対する不明確な姿勢に対して疑問を投げかけている。

マイクロペイメントに対する業界大手の考え方はマチマチのようだが、Goetzeさんは取ることのできる姿勢として以下の3つを挙げている。

1.無視する
2.批判する
3.その事業展開の先を行く

そして、GoetzeさんはCorbisの取っている批判という選択肢がうまくいったためしがないと言っている。

ネット上に既存のサービスやプロダクトが展開されると、新規参入者の中には新しいやり方で既存の均衡をひっくり返そうとする者が必ず現れる。新しい流れを止めることができるとすれば、それはユーザが新しいサービスの選択肢を選ばなかった時のみだ。

さて、日本のプレイヤーはマイクロペイメントをどう迎え撃つのであろうか?

posted by Andy Kawano at 11:39| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ストックフォト業界ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月14日

SNSを見くびってはいけない。

SNSを見くびってはいけない。SNSの大手であるMySpaceはAlexaのGlobal Top500でEbayに次いで8位だ。AlexaのレポートによるとMySpaceはGoogleのトラフィックに迫る勢いでアクセスを伸ばしている。

MySpace.JPG

日本にもSNSの勢いは押し寄せてきている。MixiはAlexaのTop500で楽天に次いで5位と好調だ。

インターネットという宇宙を支配しているのは、巨大ポータル型の検索エンジンだ。YahooやGoogleなどの巨大ポータルサイトの支配から逃れるには独自の小宇宙を作るしかない。その1つの方法がSNSである。

ストックフォトのWebマーケティングもSNSを意識しなければならない段階に来ているのかもしれない。
posted by Andy Kawano at 14:34| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(2) | ストックフォト業界ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月13日

デザインエクスチェンジ、イーフロンティアと素材集パッケージソフト販売などで業務提携拡大

今後DEXが開発する素材集パッケージソフトについてはほぼ全てのタイトルについて、製造も含めた物流、および販売をイーフロンティアが行うことになるという。

DEXはストックフォトの製造からは事実上撤退し、Eコマースにリソースを集中するのだろう。DEXの強みはなんといっても60万人という膨大な会員数とDEXウェブ上で提供される様々なサービスだ。今後は、その顧客ベースを利用し、デザイナー向けにAURP(Average Reveneu Per User)を稼ぐソフトバンク型の積み上げ型モデルを目指すのだろう。

http://www.designexchange.co.jp/newpage2/news/irr/pdf/060310.PDF
posted by Andy Kawano at 21:11| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ストックフォト業界ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月12日

ストックフォト業界の明日は明るいか?

amana.JPG

ストックフォト業界の雄、アマナの株価は公開以来急暴落し、それからは殆ど上昇の気配がなく、昨年の夏頃から日本の株価は30%以上上がっているが、アマナの株価は1年前より少し下がってしまった。株式市場ではアマナより前から上場していたDEXにしても、2000年に上場して以来から見ると長期的には上昇しているものの、昨年の夏以降の日経平均の上昇相場では、全くその恩恵を受けていない。

株価は個々の企業の財務状況や将来の成長性を反映するので、一概に業界の将来性を計る指標にはならないかもしれない。しかし、株式市場が将来的な両社の成長性や収益性を評価していないのだろう。

では、ストックフォト業界に明日が無いのだろうか?過去2年間のGettyImagesの株価動向を見て判断して欲しい。

http://finance.yahoo.com/q/bc?s=GYI&t=2y&l=on&z=m&q=l&c=
posted by Andy Kawano at 00:56| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ストックフォト業界ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月10日

ストックフォト企業のネットプレゼンス

imagenavi.jp.JPGAlexaでアマナ、DEX、Imagenaviの3社についてAlexaのトラフィック状況を調べてみた。GettyImagesは、独自ドメインを有していないのでAlexaでは日本サイトのアクセス状況を把握することができない。

Alexaでは、トラフィックの状況をアクセス数、トラフィック順位、ページビューの3つで比較できるが、上記のグラフはトラフィックの順位を示すものだ。縦軸は、上に行くほど、数字が小さくなり、順位は上がる。赤はDEX、緑がImagenavi、青がDEXのトラフィック順位を示す。グラフを見ると、昨年の11月にオープンしたばかりのImagenavi.jpがamana.jpを既に抜き去り、dex.ne.jpにも迫る勢いなことがわかる。特に年度末に来て、日によってはDEXよりトラフィック順位は高いのではないだろうか?

imagenavi.jpは株式会社データクラフトが運営するストックフォトダウンロードサイトで、素材辞典などを中心に若い女性を扱ったRF写真を主に提供しているサイトだ。IRの発表だと、DEXは月間ページビューが2200万PV、アマナは1200万PVだということだ。imagenavi.jpがDEXの驚異的なアクセス数を追い越す日は近いのだろうか?
posted by Andy Kawano at 23:48| 東京 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | ストックフォト業界ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『イメージナビ』にて、新ブランド『Score.』提供開始

データクラフト、プロ用写真素材販売サイト『イメージナビ』にて、秀逸なスポーツイメージがそろう新ブランド『Score.』のダウンロード販売開始
2006年03月10日 - 株式会社データクラフト


 写真素材などデジタルコンテンツの企画・制作・販売大手株式会社データクラフト(代表取締役:高橋昭憲、本社:札幌市北区、以下データクラフト)は、2006年3月10日より、プロクリエイター向け写真素材販売サイトイメージナビにて、フォトエージェンシー・アフロのロイヤリティフリー写真(※1)コレクション『Score.』のダウンロード販売を開始いたします。

 『Score.』は、サッカーをはじめとしたスポーツイメージがそろう、アフロ初のオリジナルロイヤリティフリー写真コレクションです。オリンピックやワールドカップサッカーなど世界的な大会を追いかけている経験豊富なカメラマンにより撮影されたスポーツシーンは、アフロならでは高いクオリティを誇り、スポーツの緊迫感、躍動感、楽しさを伝えます。
(『Score.』の詳細はこちら:http://imagenavi.jp/howtosearch/brand/score/)

 『イメージナビ』では、ワールドカップ本大会の開催も間近に迫り、ますます注目の高まるサッカー競技のイメージ380点から販売を開始し、今後も随時追加してまいります。使用料金は画像1点につき税込10,290円(低解像度・ウェブ用)〜40,950円(超高解像度・大判印刷用)です。

 データクラフトは、クリエイターの皆さまにハイクオリティイメージを提供するイメージズ事業を通じて、今後も『イメージナビ』のコンテンツ充実に努めてまいります。

関連URL: http://www.excite.co.jp/biz/pr/story_401655@NRR200610484.html

犬 今年のワールドカップや2008年の北京オリンピック対応か最近スポーツもののストックフォトが増えているようだ。旅行代理店とかエディトリアルで使うのだろうか?そんなに需要があるのだろうか?

posted by Andy Kawano at 14:04| 東京 ☔| Comment(1) | TrackBack(0) | ストックフォト業界ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Jupiterの2005年度の売上が101%アップで$124.6Mに

JupiterImagesの親会社であるJupiter Mediaの2005年度の売上が101%上昇し$124.6Mになった。このうち、JupiterImagesの占める売上は全体の約65%、$80.6に上る。また、JupiterImagesの売上は2004年度の売上から約4倍の急成長を達成し、Jupiter全体の売上を大きく押し上げた主要因になっている。

Jupiter全体の財政状況はEBITDAが120%昨年比120%アップの$38.1M、売上総利益率66%、営業利益率25%。CEOのMeckler氏は、売上、営業利益とも創立以来最高になったのはJupiterImagesの貢献が大きいことを強調。特に、買収によりイメージを自社所有化し、総合化を行ったことで粗利益や営業利益が改善したとしている。

Jupiterがストックイメージに本腰を入れ、業界第二位のCorbisを追撃する準備は整ったようだ。

posted by Andy Kawano at 11:08| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | ストックフォト業界ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月08日

デザインエクスチェンジが増資

デザインエクスチェンジがBBMFへの第三社割当増資と業務提携を発表した。

米BBMFとの間でモバイルコンテンツビジネスを中心とする業務提携を行い、BBMFグループに対して6800株、4億6240万円の第三者割当増資を行う。BBMFグループはデザインエクスチェンジの第2位株主になる。モバイルコンテンツ市場への参入が提携の目的とのことだ。

posted by Andy Kawano at 10:50| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | ストックフォト業界ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年03月07日

アマナはどこに行くのか?

アマナ社の決算短信がIRに掲載されているが、この先、アマナはどこに行くのだろうか?

売上高94.5億円(前期比9.8%↑)、営業利益5.9億円(前期比9.9%↓)で、内ストックフォトの売上は29.0億円(前期比18.3%↓)という発表内容だ。ストックフォトの販売業務を国内のみ見てみると、amana.jpが好調で、18.5億円(前期比35.6%↑)と事業セグメント別で最も成長が高かったという。

短信の中で興味深かった点は:

1.連結子会社の推移
2005年度の連結子会社の動きは非常に興味深い。2005年初頭には9社だった会社のうち、7社を売却し、13社を買収して、現在は15社だという。この状況だと、ストックフォトの売上が増えているのか、買収した会社の顧客が積み増されたのかが全くわからない。

2.今後の課題
「営業力の強化」と「ウェブサイトの強化」。営業力の強化とはプロデューサーを増強し、広告代理店などに提案営業を本格展開していく、つまり、従来のフォトライブラリの進化系とはいえアナログ系のやり方だ。ウェブサイトの強化とは、amana.jpを楽天化していくということで、これは思いっきりデジタル化の流れだ。

アップルの社内でiTuneをネット販売をやりながら、自社ストアを持ってCD ROM販売をする。アマゾンがネット販売をメインに、アマゾンNY店とかアマゾンLA店とかを作って本を販売する。B to Bのストックフォト市場ではこれが成り立つのだろうか?

それとも、買収を加速化させて売上を伸ばしていくのだろうか?

アマナの今後から目が離せない。
posted by Andy Kawano at 13:40| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ストックフォト業界ウォッチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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